小さなお子さんがピアノを演奏する時に必須のもの。
それは、補助ペダル・足台です。
補助台の必要性が分からず、子どもの身長はすぐに伸びるから…と使われていない親御さんが多いのも事実。
補助ペダル・足台を使用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
目次
正しい姿勢で演奏することの重要性
ピアノに限らず、どの楽器でもまず大切なのが姿勢です。
姿勢が悪いと力が指先に伝わり辛く、繊細なタッチ変化が望めず、また変な力が入ることで疲れやすくなってしまいます。
ピアノは鍵盤の高さを変えることができないので、ピアノ用椅子の高さを調節することになります。
そうすると、足が宙に浮いてしまうので、身長が足りないお子さんは足元に台を置く必要があります。
補助ペダル・足台を用いることによって、重心を安定させることができ、効果的に指先に力を伝えることができるのです。
補助台の種類
補助ペダル
高さを出してのペダル演奏が可能になります。
機種によってサイズは様々ですが、約10cm程度高さを変えられるものが多いです。
目安は身長110cmのお子さんで補助ペダルの一番上の高さに届くくらいなので、5歳くらいのお子様からお使いいただけます。
現行商品のほとんどがアップライトピアノ・グランドピアノ兼用で使用できる3本ペダル対応の補助ペダルです。
中古などで手に入れる場合は、2本ペダル(昔のピアノは2本ペダルでした)用のものがあるのでご注意ください。
足台としての使用が可能で、ペダルとして使用する場合は本体裏側のネジで調整が可能です。
まずは本体の高さを合わせてから、ペダルに当たる部分のネジを緩めます。
ピアノのペダルと補助部分が垂直になるように当てましょう。
軽量でコンパクトな品物の方が良いと思われがちですが、幅広く重たいものの方が安定感があり、ペダルを踏む際もガタガタせずオススメです。
足台・補助台
ペダルがついていない、台だけの製品です。
こちらも機種によって若干異なりますが、約10cm程度高低を変えられます。
シンプルに高低自在だけの機能を求めるのであれば、足台・補助台で十分です。
補助ペダルほど重量もないので、お子さん自身で調整が可能です。
アシストハイツール
補助ペダルでは高すぎるが、まだまだ補助を取ってしまうには背が足りない…という悩みを解消したのがこちら。
目安は130cm以上の身長ですが、足の長さにも左右されますが130cm以下のお子さんでもお使いいただけます。
ペダルに直接取り付けるタイプのアシストツールなので、ペダルの操作性が良いというメリットがあります。
スツール台はそのまま足台としてもお使いいただけ、高さも4段階で調整が可能です。
アシストハイツールも固定場所を変えれば5段階の高さ調整ができます。
アシストハイツールは取り外してアシストペダルとして使用できますので、小学校高学年まで使う方もいらっしゃいます。
正しい姿勢が身につくと、奏でるピアノの音も変わってきます。
身長や用途に合わせて、お子様に最適なツールで練習ができるようにしてあげてください。