「なぜピアノの調律は定期的に必要のなのか。」
ネットで検索すれば答えはたくさん出てきますが、
・音の狂いを正す。(1本80㎏以上の張力と季節ごとの温度変化による狂い)
・コンディションを整える(弾きやすいタッチに整える)
・寿命を延ばす(定期点検。ピアノの主治医役として)
概ねそう書かれています。
違う観点からピアノ調律の必要性をお伝えします。
技術力の高いピアノ調律師は、
調律でピアノの音色が、これだけ大きく変わるのだという実体験を享受させられます。
例えそれが子供であっても。
たとえばピアノの鍵盤は、どれもたった10㎜しか沈みません。
わずかなこの深みを、指先でコントロールして、
大きな音、小さな音という表面的な音だけでなく、
・明るい音、暗い音、
・輝かしい音、くすんだ音、
・澄んだ音、にごった音、
・広がる音、近くで鳴る音、
・元気な音、悲しそうな音などを、
聴いたり弾いたりする体験を通じて、音色の違いに気が付けば、ピアノが格段に上達します。
ピアノ調律を通じて、弾き方で音色の変化に気づくチャンスを与えてあげてください。
ピアノの調律がなぜ必要か。
それは、『ピアノが上手になるため』なんです。