トリイミュージック

コンサートホールのグランドピアノをメンテナンスするトリイのピアノ調律師。

調律師(ピアノチューナー)は語ります。

「ピアノの調律は、音を合わせるためだけに行う作業ではないことをご存知ですか。

調律は人間でいう定期検診のようなもので、音だけでなくピアノ全体のコンディションを整えるのが目的です。長年放置したピアノは、内部に埃がたまって害虫が発生したり、湿気で弦が錆びて断線したりなどのトラブルが起こってしまいます。このような事態を防ぐためには、定期的に調律を行うことが重要です。

「また使うことになったら調律すればいい」と考える方もいらっしゃいますが、ピアノは放置期間が長くなればなるほど傷みが激しくなる一方です。その結果、ピアノ修理や調整に時間と手間がかかり、メンテナンス費用もかさんでしまう場合があります。長い目で見れば、定期的に調律を行うことで様々な負担を軽減できるのです。」

ピアノを大切にしましょう。