ピアノを学ぶ方で「ブルクミュラー25の練習曲」をご存じでない方は皆無でしょう。
ところで、ブル”グ”ミュラーと、クが濁ると思っていませんか?
私もそのひとりでした。
Burgmüller これを本国ドイツでは、gの発音が濁らない。「ク」に近い発音となるそうです。
先日ウクライナの首都「キエフ」の発音問題が話題になりました。
昨今では、現地の発音を尊ぶ傾向が強くなってきましたね。
ということで、ブルクミュラーに統一しようという動きになってきています。
そして、その指摘を最初にされたのが、北村智恵先生。
そんな北村智恵先生。
指導者セミナーの講師としてお招きしたり、ご自宅のピアノのメンテナンスをご依頼いただいたりと、弊社とも、とてもご縁のある方です。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
著者 北村智恵先生略歴
ーーーーーーーーーーーーーーーー
音楽教育家。二十余年間、大学にて「ピアノ教授法」「音楽学演習」を担当。 ピアノ指導、楽譜の監修・校訂、作・編曲、新聞・雑誌への執筆、講座・公開レッスンの講師等を行う。
“表現から入るピアノ・メソード”として高い評価を受ける『ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本』(パナムジカ)をはじめ、『ショパンへの道』(音楽之友社)、『5才から100才までの連弾曲集 ピアノ・パートナー』(全音楽譜出版社)等、著書多数。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
北村先生の楽譜「ステップ・トゥ・バッハ・インヴェンション」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
子供たちは初心者が、先生と一緒に「歌う」ことから始まり、ポリフォニーとは何かと言うことを理解した上で、幼児でも弾けるたった5つの音を固定位置で弾く易しいポリフォニーから始め、バロック期の主な舞曲を含む32の小品を通して、バッハの「インヴェンション」に出てくる必要な知識と技術、演奏様式まで学べます。いわば、プレ段階から長く使える、「インヴェンション」を楽しく弾きこなすまでの一冊です。
とりわけ、インヴェンション全曲は、ウィーン原典版を底本とし、その全15曲が、子供たちにとって理解しやすい(=先生にとっては指導しやすい)順に組み換えられ、「学び」の教程が有効な配列、弾き易い曲順に掲載されているので、これまでになかった、生徒にも先生にも親切な画期的な本と言われています。生徒自身のワーク付で、目からウロコの1冊です!
新刊案内
ワーク付
「ステップ・トゥ・バッハ・インヴェンション」
北村智恵編
音楽之友社
発行
定価2400円+税
この楽譜に準拠したCDも発売されています。
「ステップ・トゥ・バッハ・インヴェンション」
ポリフォニーへの誘(いざな)い ~「こもりうた」からバッハまで~
定価2000円(税込)
演奏 岡本麻子
監修 北村智恵
著者 北村智恵
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の楽譜に準拠したCDは、ピアニスト岡本麻子さんが演奏されていますが、このピアノの調律を担当したのがトリイの調律師です。
楽譜もCDもトリイでお求めいただけますので、ご希望の際は是非お知らせくださいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー