習わなければ一生知らなかった音楽知識
子供にピアノを習わせて、「そんな用語知らなかった!」とか「そんな作曲家知らなかった。」ということって結構あります。あるいは学校でも習っているかもしれませんが、ピアノを習わせて親も勉強になった体験をお話しします。
ウィリアム・ギロック(アメリカ)
今や子供のピアノレッスンで欠かせなくなったと言って過言のないギロック。
そのメロディの美しさから「音楽教育界のシューベルト」とまで称えられたウィリアム・ギロック。
ギロックはピアノ教師をしながら、子どものために多くの ピアノ曲を作曲しました。
彼の作品は高度なテクニックを必要としないものでありながら、たいへん豊かな世界を持っており、美しいメロディ、 独特のハーモニー、リズムの面白さなど個性的な魅力にあふれています。
日本は、今や子供のピアノコンクール全盛と言われる時代です。
そして、毎年数多くの課題曲が生まれてきます。
しかし、ギロックの作品はコンクールだけでなく様々なステージで演奏され続けています。
それは、子供から大人に広がりをみせるほど。
それは、ギロックの子供のピアノへの強い気持ちと愛情を日本人が共感するからかも知れません。
最後にギロックの言葉をお伝えします。
「生徒には最後まで無難に演奏することを教えるので無く、胸がワクワクするような演奏ができるように指導すべきです。そうすれば子供たちは音楽を創り出す目的を理解し、その喜びを知ることができるでしょう。」
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ギロック :飛翔 / 叙情小曲集
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