1709年に誕生したと言われるアコースティックピアノ。
日本では、山葉寅楠が1900年に初めて国産第1号のピアノが製造されました。(現ヤマハ)
日本でのピアノ製造は、まだ122年。歴史は決して古くないのです。
そして、同じく日本で最初に作曲されたピアノ独奏は、滝廉太郎の「メヌエット」
1900年の作品です。
くしくも、日本初のピアノ曲と楽器:ピアノが生まれた年が同じだということに運命を感じずにはいられません。
そして滝廉太郎は、その3年後、23歳という若さでこの世を去ります。
ピアノ曲は、このメヌエットと憾(うらみ)の2曲だけ。
しかし、この邦人初の試みがあってこそ現代日本のピアノ音楽は発展を遂げたと言えるでしょう。
そして、楽器としてのピアノも、この1号機を皮切りに、ヤマハだけでも、すでに600万台以上が生産されています。