七夕の短冊を手にした小3のMくんが私に尋ねました。
「短冊を書いて飾ったら必ず願いが叶うの?」
「そうだね。ここの笹飾りは願い事が叶うって評判だよ!」
「一億円欲しい」って書いたら願うの?
そこで私はこう尋ねました。
「もし『一億円欲しい』って書いて、次の日に突然机の上に一億円があったら、びっくりするよね。でも、そのお金をどう使っていいかわからないよね。」
「うん。きっと貯金すると思う。」
「そうだよね。人はね、いわれのないお金を手にした時に使い方がわからないんだよ。」
「電車の中で100万円を見つけたら、交番に届けるよね。それは、自分のお金じゃないからだよ。」
「願い事に一億円書く人は、その日から一生懸命仕事してお金を稼いで、少しずつ少しずつ貯金を続けて行って、
一億円を自分のお金!って自信もって言える人なんだよ。そんな人はしっかり一億円を使えるし、また次も一億円を
貯められる人なんだよ」
「願い事を叶えるためには、毎日少しずつ努力することが大切だよ。」
そしてそれは、お金だけではありません。勉強も、スポーツも、音楽もいっしょです。
がんばれ!Mくん!そして短冊を書いた皆さん!