目次
観覧前にマナーを知っておくことが大事
観客のマナーが、発表会やコンクールの格を決めると言っても過言ではありません。
意外と知られていない観覧マナーをまとめました。
これから発表会を控えているご家族の方、ぜひ参考にしてください。
1、飲食について
会場内での飲食を禁止としているホールは多く、そのために自動販売機を設置していないホールもあります。
必ず事前に確認の上、コンビニなどが近くにない場合は準備をしていくと安心です。
飲食は必ずロビーにて、また、建物内が飲食禁止の場合は外で飲みましょう。
2、駐車場について
会場までの道のりはカーナビで分かっても、駐車場所の詳細までは出ないことがほとんど。
こちらも事前に調べておいた方がスムーズです。
会場によっては提携の駐車場があったり、入口が何か所にも分かれていたりします。
地図アプリなどで周辺を下調べしておくと安心です。
そして駐車には思いの外時間がかかるもの。駐車場からホールまでの距離が離れている場合もありますので、時間に余裕をもって出発しましょう。
3、会場について
会場によって設備に違いがあります。
どんな設備がある会場なのか、事前に知っておけば利用しやすいですね。
その他、喫茶スペースや喫煙所の有無なども知っておくと、当日迷わずに済みます。
4、服装について
服装の規定は無いことがほとんどですが、TPOを考えた服装で臨みましょう。
終演後に先生やご家族で記念写真を撮影される場面もよく見かけます。
出演者よりに華美にならず、かといってカジュアルすぎないよう意識しましょう。
5、花やプレゼントを渡すタイミング
演奏終了後、舞台上で渡す形式の会と、ホール内への持ち込み自体が禁止の会があります。
持ち込みがOKなら、ぜひ舞台上で渡してあげてください。もらえた方はとても嬉しいです。
ここでも順序を守りましょう。
演奏終了
↓
演奏者が立ち上がりおじぎ~拍手がおくられます
(この間に客席から移動します)
↓
舞台の下から、出演者に向けて花を手渡し
※舞台上へは上がりません、出演者も舞台の上で降りずに受け取ります
↓
出演者は舞台袖へ
渡し終えたら客席へ戻る
曲間は短く、それほど余裕がないこともありますので、舞台に近い席についておくとスムーズに移動ができます。
花束などのプレゼントの持ち込みを禁止しているのは、会場内でガサガサ音が出ると演奏の妨げとなるためです。
ですので、持ち込みがOKな場合も、音が出ないよう配慮しましょう。
花束は紙袋などに入れておくのがベターです。
持ち込めない場合は、受付回りに【預かり所】があることがほとんどですので、そちらに預けておきましょう。
その際、受け渡しは各自で行うことがほとんどです。主催者から出演者に渡すことはありませんので、どのタイミングで手渡すのかも考えておきましょう。
6、おしゃべり
ヒソヒソと声を抑えているつもりでも、ホールというのはよく響きます。
演奏中は私語厳禁です。
7、電子機器はマナーモードに
「当たり前」と思っていても、うっかり忘れてしまい、鳴ってから慌てて切る方が意外と多い。
携帯電話・スマートフォンはバイブレーションにしていても音が響きますので、入る前にサイレントモードにしておきましょう。
最近よく見かけるのが、ホール内でタブレットやゲーム機器を持ち込んでいる方。
演奏が始まると、客席は暗点となります。音を出さなくても、ゲーム機のライトやスマホの明かりは目立ちます。ホール内では極力触らないようにしましょう。
8、移動
ホールの出入りを含めて、基本的に演奏中は移動しないのがマナーです。
特にコンクールでは審査に支障をきたしかねません。必ず守りましょう。
演奏が終わってから次の演奏が始まるまでの間で、静かに移動しましょう。
9、未就学児を連れていく場合
防音がしっかりとしており、ホール内に音が漏れないよう設計されている部屋、いわゆる『親子席』があるホールもありますので是非活用してください。
小さなお子様連れのご家族様は、有無を事前に確かめておきましょう。
催しによっては未就学児の入場をお断りしている場合もありますので、しっかりと調べておきましょう。
もしホール内で泣いてしまったり騒いでしまう場合は、他の観客の迷惑とならないよう、落ち着くまでロビーに出ましょう。
いかがでしたか。
観客のマナーによって、発表会やコンクールの雰囲気が左右されます。
しっかりとマナーを守って、思い出に残る発表会にしてくださいね。