ピアノの購入を検討される時、選ぶポイントとして機能・値段・音の違いなどと共に、ピアノの外装も気になりますよね。
インテリアのことを考えると黒色は圧迫感があって目立つ…せっかくピアノを買うなら外装にもこだわって選びたいですよね。
根強い人気のある木目調のピアノ。
一般的な黒色タイプと比べて音に違いはあるのでしょうか。
外装による音の違いは?
最終仕上げの塗料の硬さによって、少なからず音色に影響が出るものと思われます。
しかし、その影響は微々たるものと考えます。
外装の違いで音色に大きな違いが表れるということはありませんので、「これは黒色・鏡面塗装の音」「これは木目調の音」というふうに判別することは調律師でも難しいでしょう。
塗装よりも、材質や作り(機種)によって音色が変わります。
もともとピアノは調律によって音色が大きく変化する楽器。
中古ピアノであれば特に個体差が大きく、ピアノを選ぶ時は試弾してみてご自身の気に入った音色を選ぶことが一番です。
外装の種類
ピアノの外装には、黒・鏡面艶出しのほか、代表的なものとしては【ウォルナット】や【マホガニー】【チェリー】【ローズウッド】等々、様々な木が使われています。
■マホガニー
西アフリカなどに分布する常緑高木。
濃赤褐色の明るい縞目と、堅くて狂いが少なく広い幅の板がとれるのが特長。
■アメリカンウォルナット
北米を産地とする、落ち着いた濃褐色の木目を持つクルミの木。狂いが少なく緻密で粘り強いのが特長。
■チェリー
明るい色合いと、きめ細かい美しい木目が特長。
木目のピアノは黒色と違い木目の形に個性がでます。
一台一台表情が異なるので、お気に入りの一台を見つけてくださいね。