ガリバーホール、スタインウェイのフルコンの保守点検。年に一回のこの機会は普段の調律や整調では出来ないもっと細かなところをメンテナンスします。その一部をご紹介。
このダンパーという部品はハンマーが弦を叩いたあと音のブレーキの役目をはたします。
フェルト部分が硬くなってきたり動きが悪いと雑音が出たりスッキリ音が止まらなかったりします。
一つずつ外して下になっていた弦も綺麗に拭き、ダンパーのワイヤー調整やフェルトのメンテナンス。そして最後は一斉にピタリと音が止まるように取り付け。
このピアノはダンパーの上にもフレームが交差しているタイプでちょっとひと手間かかりますが、
このような作業が楽器を守り、弾きやすさにもつながります。