子どもの楽器のお稽古としてバイオリンを候補にされる親御さんは増えています。他にも色々あるなか、どうしてバイオリンを選ばれるのでしょう。
音楽教室を運営する中で保護者から聞こえてきたお気持ちを3つにまとめてみました。
目次
1、学校以外のコミュニティーが出来る
子どもを取り巻く環境でもっとも問題とされることの多い「いじめ」。
もしも自分の子の身にふりかかったら、正直どうしたらいいのかと不安を感じる方も多いのでは。そんな時、「学校以外」のコミュニティがあることで、心の下支えや自信に繋がると言うご意見が多くなりました。
(ご参考:茂木健一郎さんの対談 https://select.mamastar.jp/219917)
もちろん、そのための「学校以外のコミュニティー」には魅力が必要です。
「競争」の場でなく、それでいてみんな同じ方向に向いているコミュニティーが理想だと思います。
2、場所を取らない。持ち運べる
バイオリンはひょいと片手で持ち上げられるコンパクトな楽器です。
ピアノなどとは違い、置き場所に工面が要らず、コンセントが無くてもすぐに音が出せるアコースティックな楽器です。
教室や発表の場でも、慣れているご自分の楽器で演奏することが出来る楽器は案外少ないものです。
サイズも大小色々あり、わずか3歳からでも練習をスタートできるのも特徴です。
3、頭が良くなる。音感が付く。
ここでは、バイオリンが脳に与える効果についてお話しします。
バイオリン演奏時は、楽譜を見て~脳が理解し~指をコントロールして~出た音を耳で聞いて~その先の音符を目で追う~という5つの動作をほぼ同時に行います。
この動作は、作業記憶(ワーキングメモリー)と呼ばれる能力を発達させ、さらに右脳と左脳を交互に使うことで、脳全体の活性化に繋がると言われています。
記憶力の向上だけでなく、算数などの計算処理能力の向上、視空間処理能力の向上、IQの向上など、音楽以外のシーンにおいても様々な研究結果が存在します。
昔から英才教育にバイオリンが多用されるのはこういった背景から来ているのかもしれませんね。
また、バイオリンは自分で音を作る楽器の代表です。ギターと違ってフレット(弦の間仕切り)がありませんから、コンマ数ミリでも弦を抑える指がずれると音痴な音が出てしまします。
常に正しい音を出そうという意識の強さはピアノの比ではありません。耳の成長著しい幼少からスタートすることで正しい音感がより身につきやすくなります。
音感が付きやすい耳の成長力は、3歳ごろから急激に発達し始めます。(ヤマハ音楽教室資料より)
幼児・小学生からバイオリンを習う3つのメリットについてお伝えしました。
是非お子様のお習い事選びの参考にしてください。
ただ、実際にバイオリンが良いかもとお感じになったとしても、お子さまが気に入るかどうかは別問題ですね。
初めての先生、はじめての教室、お子様が興味を持つかどうか、練習してくれそうかどうかのリアクションを確かめたいと思った方は、是非『おためしレッスン』をご利用ください。きっと良いご判断がしていただけると思います。